インプレスグループでデザイン分野のメディア事業を手がける株式会社エムディエヌコーポレーションから、『野中広務 権力闘争全史』が発売された。
「反戦」と「融和」の騎士はなぜ、総理を目指さなかったのか?
ある時は、地元京都において共産党革新府政と激しく対峙する強面の地方政治家。
ある時は、ハンセン病患者に寄り添い野党幹部さえ深謝させるハト派。
またある時は、政界のクーデター「加藤の乱」を完全鎮圧する豪腕幹事長。
保守本流政権の守護神として、「悪魔にひれ伏してでも」とバトルを繰り広げた小沢一郎、「抵抗勢力」とのレッテルを貼られた小泉純一郎との最後の闘い……。
野中広務の抱えた闇は、その生い立ちから日本の戦後史との闘いそのものであった。
〈本書の内容〉
序章 小沢一郎との死闘
第一章「政界の狙撃手」の屹立
第二章 権力は眠らない
第三章 影の総理
第四章 保守政権の守護神
第五章「加藤の乱」の深層
第六章 総理にならなかった漢
第七章 小泉純一郎との最終戦争
終章 野中広務とは何者だったのか
〈本書の特長〉
政界ノンフィクションの第一人者・作家 大下英治氏が歴代総理、自民党最高幹部に直撃取材!
〈著者プロフィール〉
大下英治(おおした・えいじ)作家
1944年広島県広島市に生まれる。1歳のとき被爆。父を失う。苦学の末、広島大学文学部仏文学科を卒業。大宅壮一マスコミ塾第七期生。1970年、『週刊文春』特派記者いわゆる“トップ屋"として活躍。圧倒的な取材力から数々のスクープをものにする。月刊『文藝春秋』に発表した「三越の女帝・竹久みちの野望と金脈」が大反響を呼び、三越・岡田社長退陣のきっかけとなった。1983年、『週刊文春』を離れ、作家として独立。政治、経済、芸能、闇社会まで幅広いジャンルにわたり旺盛な執筆活動を続け、著書は450冊以上に及ぶ。
【仕様】
大下英治 著
定価(本体1,700円+税)
四六判/432ページ
ISBN978-4-8443-6953-0
『野中広務 権力闘争全史』
https://books.mdn.co.jp/books/3219403048/